2011年9月21日水曜日

9月11日

今日で震災後6か月になりました。

診療所に訪れる患者さんたちの様子も、すこしずつ変化してきました。

最初のころは気が張っていて、「がんばっぺ!」 という気力が感じられたものでした。
大変な震災にも関わらず、明るくて気丈な方たちだなあ、と感嘆していました。

この頃は、やや様子が変わってきています。
何もない。家も仕事も。家族をなくされた方もいます。親しい友人が犠牲になった方、近所の人と離れて,暮らさなくてはならない方。船も仕事場も仕事の道具もない。将来の展望も見えない。
家が全壊した世帯は、石巻市では100万円が支給され、新たに建て替える場合には200万円が新たに支給されるそうです。しかし、たった300万円で、いったい何ができるでしょう。家を建て替えることもできません。仕事の準備もできません。

診療所の待合室から見える風景。
本来はこんなに海が見えない部屋なのに、階下の家々が
津波で流された為に景色が一変してしまいました。
正面の家も間もなく取り壊されます

将来が見えない事はとても不安ですし、辛いです。

今日診察に見えた70代の女性、ご家族を2人なくされていますが、いつもは明るくて元気いっぱい。
でもポツリと、「家がなくなって、家族の寄り処がなくなってしまった。息子や娘に帰って来いともいえない。家があってこその、親だからサ。」と、寂しそうに こぼしていました。

9月11日、雄勝町では津波発生時刻の午後2時45分、1分間サイレンが町内に鳴り響き、
黙祷がささげられました。

町のみなさんが、早く将来の希望が持てるよう、願わずにいられません。

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