2011年5月30日月曜日

5月29日

★雄勝まごのて診療所 初日★

いよいよ、新しい診療所が始まりました。

どんなスタートが切れるかな?と思う間もなく、やはり
予想外の幕開けに。。。

9時開院の準備予定をしようと、早朝から張り切っていたら、
近くの呉壺という地区で急患の連絡! 以前避難所で
診察したことのある方が、昨日から高熱が出て
診療所にもいけないとのこと。

朝7時からの往診が、診療所のはじまりになりました。

患者さんは、50代の男性ですが、38.5度の熱を出して
全身だるくて動けない。それでもお仕事で日曜日しか休みがとれず
明日までに治らないと、とということでSOSでした。

診察すると喉がひどく腫れていたので、抗生物質と解熱鎮痛剤等々を処方。
すると同じ避難所内で、私も私も。。と診察を希望され、
結局4名診察しました。

さて、それから大急ぎで診療所に向かいました。
まだ診療室内は段ボールが散乱して、とても診療を始められる状況ではありません!
9時開院に間に合うか??

もと雄勝病院の看護師さんと、水浜地区の歯科医の先生のところで勤務されていた事務の方が
お手伝いしてくれました。

そしていよいよ、雄勝まごのて診療所 の看板を揚げる時が来ました。

まごのて診療所、開院です。

最初に見えた患者さんは 60代の男性。糖尿病でお薬を飲んでいますが、
血糖値は簡易測定器で測定できても、大事な指標のHbA1c (ヘモグロビンエーワンシー)
震災以来、測定していませんでした。

被災地にはこのように、検査されていない方が多くいらっしゃるので、今回開院にあたり、
HbA1c測定機械を、ご厚意で貸出していただいたのです。

測定してみると、HbA1c=5.6% とてもいい値です。避難所の食事が質素なので、かえって糖尿病にはよかったのかも(笑)。 安心して帰られました。

次は70代の男性。高血圧と膝の痛みで、3月21日以来、避難所でずっと診察していた患者さんです。 血圧の薬が切れていたので少し上昇していました。
またお薬を処方して、いろいろよもやま話をして帰っていきました。
あとは血圧測定にいらした方。2か月経過して安定していました。よかった。

こんな具合で午前中受診者 3名。台風の中、わざわざ足を運んでくださって、ありがたいことです。

お昼には、診療所の建物を無償でこころよく提供してくださった方から、おにぎりや煮物、フレンチトーストなどどっさりの差し入れがありました。
本当にありがたいことです(涙)

町の方から立派なお花を頂きました
午後から、雄勝にある特別養護老人ホーム所長が、訪ねてきて下さいました。老人ホーム
が被災され、設備を整え再建できるのは早くとも来年4月になるとのことでしたが、
その老人ホームの診療室の備品、机・椅子・診察用ベッドなどを、まごのて診療所に
「どうぞ使ってください」 と、これまた無償でお貸出しいただいたのです。
本当に町のみなさんで支えられています。ただただ感謝の言葉もありません。

さて、さらに塩釜で開業されている内科の先生が、新聞記事を見て、奥様と駆けつけてくださいました。雄勝の隣町、河北町・芦早出身で、生まれ故郷のために何かお手伝いできれば、と医療援助を申し出てくださったのです。手土産に白松がもなか持参で・・・いやもう。本当にありがたくて。
いろいろと医療の現状などお話しし、話は尽きませんでした。

そんなこんなで、雄勝まごのて診療所、無事第1日目を終了しました。

お手伝いいただいた看護師さんと事務員さんのおかげで、
薬棚もきれいに片付き、診療所らしくなってきました。

みなさん、本当にありがとうございました!!!

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