2011年3月27日日曜日

3月21日

石巻市雄勝町は人口4000人ほどの港町ですが、町全体がガレキに埋もれ、
無残な状況でした。
災害対策本部(クリーンセンター)に入ると、寒いところでタキギをくべながら
市の職員の方が対応してくれました。


避難所には10日間、医師が来ていない。
医師も医薬品も足りない!!!と。。

その場で早速、畳の上の診療を始めました。
段ボール箱の上に血圧計を置き、地元の看護婦さんが
診察が必要な方々を集めます。

すると・・・みなさん血圧が高い!!!
上が186と下が102 え~?血管が切れそう。びっくりするくらいの数字です。

無理もありません。
着の身着のままで 12mもある津波から、逃げた人たちが、
持病の薬を持って逃げる余裕などあろうはずもなく・・・
降圧剤を震災以来10日間、一度も飲んでいなかったのですから。

しかも被災地は寒く、ストレスも多い。
避難所の食事は、おにぎり、ラーメン、トン汁など塩分多く、
野菜はほとんど口に入らず、高血圧や糖尿病をお持ちの患者さんに
いいわけがありません。。。

それでも自覚症状があまりありませんから、こっち(医師)の心配をよそに、
みなさんニコニコしています。

山王「なんて薬飲んでいたの?」
患者さん「朝 白いの1個と夜赤いの1個」

こんな調子で、薬品名はわかりませんが、手元にある中で副作用が少なく、合いそうな薬を
選んでお渡ししました。
山王「じゃ、このお薬朝1個飲んでね。ほかの人にあげちゃダメですよ」

というのも花粉症の薬がないので、拾ったコレステロールの薬を
とりあえず、飲もうとしてた女性もいたのだ。
「これは、コレステロールの薬ですから、ダメですよ他人の薬拾って飲んじゃ。」

驚くことの連続でしたが、避難所のみなさんとても明るく、素直だったのが印象的でした。

この方たちのために、何かしてあげたいと思いました。

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